Yomimi の使い方
Yomimi は、Kindle for Mac のアシストリーダー(読み上げ)の音声を録音して、オーディオブック(M4A / M4B)として保存するアプリです。Kindle の本文やファイルには触れず、Kindle が再生した音声だけを取り込みます。
はじめに(準備)
- Kindle for Mac で読みたい本を開き、「読書の設定(Aa)」→「その他」→「アシストリーダー」をオンにします。一度オンにすれば、オフにするまで有効です。
- Yomimi を起動し、Setup 画面で 画面収録 を許可します(必須。Kindle の音声を取り込むために使います。映像は保存しません)。
- アクセシビリティ も許可すると、Kindle の再生・停止、タイトルや表紙の取得、目次からの開始、まとめて変換が使えます(推奨)。
- 許可を変えたら Yomimi を一度終了して起動し直してください。
メイン画面
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| Kindle / 再確認 | Kindle が起動していれば「Ready」。「再確認」で検出し直し、開いている本のタイトルも取り直します。 |
| 外観(太陽 / 月のボタン) | ウィンドウの見た目を「システムに合わせる / ライト / ダーク」から選びます。設定は記憶されます。 |
| 表紙… / クリア | 表紙画像を手動で選びます。「Kindleから取得」で自動取得もできます。 |
| タイトル | ファイル名とタグに使います。Kindle で開いている本から自動で入ります。編集した内容は再確認で上書きされません。 |
| Kindleから取得 | 開いている本のタイトル・著者・表紙を Kindle から取得します。ライブラリ画面を経由するため、最後に Kindle を再起動 します(15秒ほど)。Kindle は同じ本と位置を復元します。 |
| 著者 | 任意。タグに入ります。 |
| 保存先 / 変更… | 既定は ~/Music/Yomimi/。同名ファイルがあれば (2) (3) と番号を付け、上書きしません。 |
| 音質 | AAC 64 kbps(標準、約29 MB/時間)か 32 kbps(軽量、約14 MB/時間)。読み上げ音声なら軽量で十分です。 |
| チャプター | なし / 目次から(本物の章) / 10・15・30分ごと。「目次から」は Kindle の目次の章名をチャプターにします(位置はページ数の比例配分なので目安)。 |
| 形式 | M4A(既定)か M4B(Apple Books がオーディオブックとして扱う拡張子。中身は同じ)。 |
| 開始位置 | 現在の位置 / 1ページ目 / 本文の最初の章(目次から表紙・目次などを飛ばした最初の項目)。「1ページ目」を選んでも、表紙のように文字のないページは Kindle が読み飛ばすため、実際の読み上げは最初に文字のあるページ(多くの本で2ページ目)から始まります。 |
| 読み上げ速度 | Kindle の速度を 1〜2倍で指定します。速度は音声に焼き込まれるので、後で遅くしたいなら 1倍のままにして再生アプリ側で倍速にしてください。下に「この速度なら約 X時間、HH:mm 頃に終了」の見込みが出ます。 |
| まとめて変換 | 複数の本を並べて、順番に自動で音声にする画面へ。寝ている間や外出中に使います。 |
| 音声化 | 録音を開始します。開始位置への移動・速度設定・目次の取得を行ってから Kindle の読み上げを自動で始めます。Kindle が本を開いていないときは案内を出して始めません。 |
録音画面
- 経過時間、Kindle の見積もりによる 終了予定、音量メーター、状態メッセージが出ます。
- 終了 で Kindle の読み上げを止め、ファイルを確定します。
- 無音が 30 秒続くと注意、180 秒で強い注意を出します(自動停止はしません)。
- 録音中は Mac を操作しないでください。 Kindle は非アクティブになると読み上げを止めます。画面スリープでも止まるため、録音中は画面を点けたままにします(輝度は下げて構いません)。
まとめて変換の画面
| 項目 | 説明 |
|---|---|
| 戻る | メイン画面へ。 |
| 追加… | Kindle のライブラリ一覧から本を選びます。検索欄に入れると Kindle 内を検索します。ダウンロード済みの本だけ追加できます。 |
| 一覧 | ドラッグで並び替え、右クリックまたはスワイプで削除。状態は 待機中 / 変換中 / 完了 / 失敗。 |
| 無音で終了 | 本の終わりの判定。無音がこの時間続いたら次の本へ(既定 3分)。 |
| 1冊の上限 | 安全のための上限時間(既定 10時間)。 |
| 開始位置 / 読み上げ速度 | メイン画面と同じ意味。まとめて変換の既定は「本文の最初の章」。 |
| すべて待機中に戻す | 完了・失敗の本をもう一度変換したいとき。 |
| 順番に変換を開始 | 1冊ずつ「本を開く → Kindle を再起動 → 位置決め → 録音 → 読み上げ → 終了判定」を繰り返します。音質・チャプター・形式・保存先はメイン画面の設定を使います。 |
| 変換中の画面の 停止 | 現在の本を保存して止めます。残りは待機中のままです。 |
一覧は保存され、次回起動時も残ります。
前回の録音が残っているとき
起動時に 〜.yomimi-recording.m4a が保存先にあると、「復旧」「削除」を選ぶ画面が出ます。復旧すると、録音できていた部分までを通常のファイルにします(10秒ごとに書き出しているため、強制終了でも直前までは再生できます)。
知っておくと良いこと
- Kindle を再起動する理由: Kindle は同じプロセス内で本を閉じて開き直すと、読み上げが数秒で止まります。再起動すると本と位置を復元し、正常に読み上げます。Yomimi はこれを自動で行います。
- 初めて開く本 は Kindle が書誌情報のシートを出します。Yomimi が自動で閉じます。
- Kindle が読み上げないときは、Kindle を終了して起動し直し、本を開いてからやり直してください。
- Kindle の画面が変わったとき(診断): Kindle の更新などで操作に失敗すると、見つからない部品(例: 再生ボタン、目次ボタン)とその対処を示す「診断」が自動で開きます。ヘッダーの聴診器ボタンでいつでも確認できます。「診断を保存」を押すと、保存先の「診断」フォルダに Kindle のバージョンと画面構成を書き出すので、報告に添えてください。Yomimi が動作確認した Kindle は 7.65 です。
- Apple Books に入れるときは形式を M4B にすると「オーディオブック」に分類されます。Audiobookshelf は M4A でも M4B でも読み込めます。
- 録音データは Mac の中だけに保存され、どこにも送信しません。